生産国:ケニア共和国 地　域:キリニャガ・カウンティ 生産者:カバレ生産者協同組合キアンゴンベ･ファクトリー小規模生産者 標　高:約1,600～1,800メートル 品　種:SL 28 SL 34のMIX 生産処理場:キアンゴンベ・ファクトリー 生産処理:フル・ウォッシュド グレード:トップスペシャルティ 焙煎度 ■■■■■■□□□□ 中煎り 10段階中6 香り ■■■■□ 4 コク ■■■■□ 4 甘味 ■■■■□ 4 酸味 ■■□□□ 2 苦味 ■□□□□ 1 強さ ■■■□□ 3 ●中煎りタイプ 中浅煎りよりもう少し焙煎を進め、酸味の印象を控えめにした中煎りタイプ。 ブラッドオレンジのような風味の印象は残りつつ、すっきりとガブガブ飲んでしまう仕上がりになっています。 上質なコーヒー飴のような甘い印象。 余韻に心地よい甘さが残ります。 冷めてくると味わいの広がりが増す印象です。 ※ 記載のレシピで店主が淹れた場合の感想です。 2025年のケニア、名産地キリニャガから新登場 ケニアの優良なコーヒー産地として知られるキリニャガ。 そこで運営されるカバレ生産者協同組合。 そこには1万人を超える小規模生産者が所属し11のファクトリーを運営しています。 その１つキアンゴンベが登場です。 これまでプエンテコーヒーでは様々なケニアのコーヒーを紹介してきましたが、キアンゴンベのロットは今回が初登場です。 キアンゴンベ・コーヒー・ファクトリーとは？ キアンゴンベ・ファクトリーは1998年に設立され、現在約1,000名近い組合員が所属しています。 このファクトリーは、周辺の生産者が自身の畑で収穫したコーヒーチェリーを持ち込む集積所の役割を担っています。 位置と環境 所在地: ケニア山の南側斜面（キリニャガ県） 標高:約1,600〜1,800m 土壌:ミネラル豊富な赤色火山性土壌 この地域は、昼夜の寒暖差が大きく、降水量も豊富だそうで、こうした環境が、コーヒーの甘みや酸味を引き出す要因となっています。 ファクトリーの役割 コーヒーチェリーの集積・重量測定・グレーディング 生産者への支払い（持ち込んだチェリーの品質に応じて） 一部 Dry Mill（乾燥・仕上げ精製施設）としての機能 すべての工程は、ファクトリー・マネージャーの監督のもと、一貫した生産体制で管理されているそうです。 精製プロセス（ウォッシュドプロセス） キアンゴンベ・ファクトリーでは、ケニアで一般的なウォッシュド（水洗式） の精製方法を採用しています。 １．収穫と選別 生産者はコーヒーチェリーを手作業（ハンドピッキング）で収穫。 できるだけ完熟したチェリーのみを選び、その日のうちにファクトリーへ運びます。 ・ファクトリー到着後の選別 チェリーは、果肉除去前に以下の異物を取り除かれます。 × 未熟・過熟チェリー（品質の低下を防ぐ） × 虫食い豆や異物（小石、枝など） ２．果肉除去・発酵・洗浄・浸漬 ・果肉除去（パルピング） 選別後、専用のパルパーでチェリーの果肉を取り除き、中の種（パーチメント）を取り出します。 ・発酵（ミューシレージの分解） 果肉を除去したパーチメントには「ミューシレージ（粘り気のある糖分）」が付着しているため、発酵槽で12～24時間発酵させ、分解します。 ・洗浄 発酵が終わると、パーチメントを水路に流しながら洗浄し、品質ごとに選別します。 ・浸漬（過発酵防止） 洗浄後のパーチメントは、過発酵を防ぐため24時間水に浸して、適度に水分を含ませます。 ３．乾燥（天日干し・仕上げ） ・ アフリカンベッドでの天日干し 洗浄・浸漬を終えたパーチメントコーヒーは、「アフリカンベッド」と呼ばれる高床の網棚で7～15日間かけて天日乾燥されます。 ・乾燥中の管理 　定期的に撹拌（かき混ぜ）し、ムラなく乾燥させます。 　欠点豆（形が不揃いなもの、発酵不良豆）を取り除きます。 ・適正な乾燥レベル 　最終的に水分値が約10〜12%になった段階で乾燥完了。 　倉庫で保管され、輸出用の精製（脱穀・選別）へと進みます。 持続可能な取り組み 　キアンゴンベでは、環境保全や農家支援にも力を入れています。 ・環境保護の取り組み 　水処理施設の設置：排水を環境に配慮した方法で処理。 　植樹の推奨：コーヒーの木の間に、シェードツリー（マカダミアナッツの木など）を植えて土壌を保護。 ・農家へのサポート 　農業資材の提供や生産者の仕事・生活の安定をサポートする為に、キャッシュの前貸しを行っています。 [発送について] ご希望到着日時がある場合は、備考欄にてご記入ください。 特にご指定のない場合は２~５営業日以内に最短発送。 トータルのご購入量が600g～800g未満の場合はレターパックプラスにてお送りさせていただく事がございます。