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[ダイレクトトレード]
商品名 ラス・ブリサス・ハニー中煎り
生産国 グァテマラ共和国
地 域 ハラパ州 コリス地区
生産者 イサイアス・モラレス
農 園 ラス・ブリサス
標 高 約1,850~1,950メートル
品 種 パチェ種100%
生産量 180kg
収穫日 2023年3月29日
生産処理場 GOOD COFFEE FARMS
発酵時間 タンク内にて約24時間
生産処理 棚式ビニールハウスにて約14日
年間平均気温 18.9度 寒気平均気温:12.4度 猛暑平均気温:26.2度
グレード スペシャルティコーヒー
焙煎度 ■■■■■■□□□□ 中煎り 10段階中6
香り ■■■■□ 4
コク ■■■■■ 5
甘味 ■■■■■ 5
酸味 ■■□□□ 2
苦味 ■□□□□ 1
強さ ■■■□□ 3
世界でプエンテコーヒーの為だけに生産されているコーヒー
★ ラスブリサス・ハニー 2022-23シーズン
GOOD COFFEE FARMS(以下GCF)のイサイアス・モラレスが手掛けるラス・ブリサス農園・パチェ種のハニープロセス。
22-23年収穫ロットが登場しました。
MyFarm契約がスタートして2シーズン目となり、ラス・ブリサス農園のパチェ種栽培区画は当店の畑となります。
ハニープロセスはMyFarm契約以前から全量買い付けを行っております。
コーヒーの仕上がりは21-22シーズンから大きな変化はなく、クオリティを保ちながら生産されています。
ラスブリサス・ハニーは中煎りと深煎りの2つのタイプで焙煎され、それぞれ異なる味わいのコンセプトがあります。
中煎りタイプ:口当たりが非常に滑らかで、まろやかで心地よく広がる味わいです。
黒糖や黒蜜を思わせる甘い余韻が残り、冷めるにつれてその心地よさが増す、ゆったりとしたコーヒーです。
深煎りタイプ:力強いビターなテイストで、温度が高いうちはダークチョコレート。
冷めるにつれて甘いミルクチョコレートのような味の変化が楽しめます。
他のラス・ブリサスのコーヒーとの飲み比べや、同じ銘柄でも焙煎違いでの味の違いも楽しんでいただければと思います。
どちらもトースト、シュークリーム、焼き菓子やドーナツなどとの相性が非常に良いので、ぜひお試しください。
★ ラス・ブリサスのハニープロセス
チェリーの収穫は早朝から夕方まで行われ、収穫されたチェリーはメッシュ状のコンテナに移され、トラックの荷台に積み上げられます。
多くの生産者はナイロン袋を使用しますが、この方法では下の袋のチェリーが潰れ風味に影響を及ぼすことがあります。
その為、ラス・ブリサスでは風味を損なわないようコンテナボックスを使用しています。
収穫後、チェリーは30分ほど離れたウェットミルに運び込まれ、そこで湧き水で何度も洗浄されます。
その後、「バイシクルパルパー」と呼ばれる自転車のペダルを使って果肉を除去する機械を使い、種子(パーチメント)を取り出します。
発酵はドラム缶サイズのタンクで行い、今年は天候に恵まれたため24時間で完了しました。
その後、乾燥処理に移行します。
パーチメントは直射日光を避けるため、遮光ネットで覆われたビニールハウス内で、メッシュ状の棚に広げられ、ゆっくりと乾燥されます。
今回のロットは約14日で乾燥が完了しました。
★ バイシクルパルパーについて
「バイシクルパルパー」は、自転車のペダルを使ってコーヒーチェリーの果肉を取り除く機械です。
電力や水をほとんど使わず、環境に優しくコストも抑えられるため、小規模なコーヒー生産者にとって非常に有益です。
水や電力が不足する地域でも使え、生産者が自分のペースで品質の高いコーヒーを生産することができます。
GCFでは、約200人の生産者が参加しており、ウェットミルではラス・ブリサス以外の農園からのチェリーも運ばれてきます。
そのため、自転車のパルピング作業は1日に5~6時間続くこともあります。
しかしウェットミルで作業するメンバーは他の仕事に比べて楽であり、運動不足の解消にもなるため、自転車を漕ぐ作業を楽しんでいます。
★ MyFarm契約とは
MyFarm契約は、契約期間中は毎年必ずラス・ブリサス農園のコーヒーを買い続けることを明文化した契約です。
この契約により、当店はラス・ブリサス農園の一部区画をMyFarmとして利用し、全量買取を前提に細かな発酵プロセスなどを指定することができます。
これにより、生産者には安定した収入が保証され、運転資金を確保することができ、消費者のニーズに基づいた生産改善も行えます。
★ 生産者イサイアス・モラレスとラス・ブリサス農園について
イサイアス・モラレスさんは、父親から農園を引き継いだ3世代目のコーヒー生産者で、GCFプロジェクトに2018年から参加しています。
ラス・ブリサスという名前は、彼の畑がある地域の名前であり、そのエリア全体がラス・ブリサスと呼ばれています。
彼の畑では標高1,750~1,950メートルの高地でコーヒーが栽培され、ゆっくりと時間をかけて熟成されるコーヒーチェリーが収穫されます。
畑の傾斜は急で、作業には注意が必要ですが、日陰用の木がコーヒーの木を守っており、風から守るために「Izote」と呼ばれる木も植えられています。
この木は病気の広がりを防ぐ役割も果たしています。
★ GOOD COFFEE FARMS(GCF)とは
GOOD COFFEE FARMS(GCF)は、日本在住のグアテマラ人カルロス・メレンによって2017年に設立された、小規模コーヒー生産者のグループです。
グアテマラの小規模なコーヒー農家が抱える問題に対処するため、カルロスは「Coffee Changing The World」をモットーに、持続可能なコーヒー生産を通じて生産者の生活を向上させ、消費者や環境にも配慮したプロジェクトを立ち上げました。
グアテマラのコーヒー生産者の約97%は家族経営の小規模農家であり、彼らの多くは収穫したコーヒーチェリーを中間業者(コヨーテ)に低価格で売り、十分な利益を得られないという現実があります。
中間業者に依存することで、農家は市場価格の変動に左右され、生活が不安定になることがしばしばです。
これに対し、GCFは生産者が直接コーヒーを販売し、適正な価格で取引できる仕組みを提供することで、彼らの経済的な安定を図っています。
★ 持続可能な精製プロセス
GCFの特徴的な取り組みの一つは、環境負荷を最小限に抑えた持続可能なコーヒー精製プロセスです。
一般的なコーヒーの精製では、多くの電力や水を消費しますが、GCFでは「バイシクルパルパー」という自転車を改良した果肉除去機を使用しています。
この機械は電力を使わず、ペダルを漕ぐことでチェリーの果肉を取り除くことができ、少量の地下水を使って作業を行います。
このように、持続可能な方法を採用することで、環境への負担を軽減し、農家のコスト削減にもつながっています。
また、精製過程で出るチェリーの果肉は堆肥に再利用され、廃棄物の削減にも取り組んでいます。
さらに、伐採したコーヒーの木の枝や剪定した枝は、GCFに参加している職人によって工芸品に生まれ変わり、販売されています。
これにより、廃棄物を減らすだけでなく、新たな収入源も生み出されています。
★ 生産者へのサポートと教育
GCFは単なるコーヒーの買い付けに留まらず、生産者に対してコーヒー生産に関する技術指導や、環境保護に関する意識向上のための教育を提供しています。
高品質なコーヒーを生産することで、生産者はより良い収益を得ることができ、また彼らの生活水準の向上にもつながっています。
さらに、収穫後の精製プロセスや輸出手続きのサポートも行い、現地の生産者が国際市場で競争力を持つための支援をしています。
このような包括的なサポートにより、生産者は安定した収入を確保し、長期的に持続可能な農業を営むことが可能になっています。
★ GCFのビジョン
GCFのビジョンは、生産者、消費者、そして環境にとってより良い未来を作ることです。
持続可能な農業と公正な貿易を推進し、生産者が適正な収入を得られる仕組みを提供することで、彼らの生活と地域社会を支援しています。
また、環境保護と経済的自立を両立させることで、次世代に持続可能な農業の基盤を残すことを目指しています。
プエンテコーヒーもこのカルロスさんのビジョンに共感し、現地の生産者たちとともに、高品質なコーヒーの提供を通じて、持続可能な未来を共に築いています。
★ コロナ禍での支援活動
2021年、コロナ禍により多くの生産者の生活は深刻な打撃を受けました。
コーヒーの収穫期は年1回しかないため、それ以外の時期には副業や他の職で生計を立てるのが一般的です。
しかしコロナによる移動制限の影響で、現地の生産者たちは新たな収入源を見つけることが非常に困難になりました。
また、食料の調達も不安定になり、多くの生産者は生活の基盤を失いつつありました。
この状況に対し、GCFは緊急対策として、クラウドファンディングを通じて「トウモロコシを育てるための畑を整備する」プロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトでは、土地を借りてトウモロコシを栽培することで、食料と収入の両方を生産者に提供するという目的がありました。
プエンテコーヒーもこのプロジェクトに協力し、特にトウモロコシが現地の人々にとって毎日の主食であることから、この支援は大きな意味を持ちました。
イサイアス・モラレスさんを含む多くの生産者が、GCFのが借りた大きな畑でトウモロコシを栽培できるようになり、主食であるトウモロコシを買う必要がなくなりました。
彼の家族は、この支援によって、常に必要な食料を確保でき、トルティーヤを毎日の食卓に並べることができるようになったのです。
イサイアスさんの奥様からは、「今ではトウモロコシを買わなくても、自分たちで育てたものを食べられるようになり、本当に助かりました」と感謝の言葉が直接伝えられました。
現地では、多くの小規模生産者が生活の基盤を失いかけていた中、これらの支援が彼らにとって非常に重要な役割を果たしました。
生産者たちは、ただコーヒーを作るだけではなく、自分たちの生活を守り、安定させるために必死に働いており、我々消費国側の協力は、彼らに希望と未来への道筋を与えるものとなりました。
このような活動は、単なるコーヒーの取引以上に、現地の生産者との深い絆を築き、持続可能な未来を共に目指す大切な取り組みとなっています。
[発送について]
ご希望到着日時がある場合は、備考欄にてご記入ください。
特にご指定のない場合は2~5営業日以内に最短発送。
600g~800g未満の場合はレターパックプラスにてお送りさせていただく事がございます。
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